能舞台研修

能舞台

 

管理で入っているホールの舞台備品に、能舞台のセットがあります。

能や狂言で使われるものですが、公演自体が少なく、最後に登場したのは10年ほど前とのことで、ここに入って5年ほどの私は見たことがありませんでした。

この能舞台を、新型コロナウィルスの影響で催しものがない期間を使って、研修のために組み立ててみることになりました。


とはいえ、一般的な大道具のような、枠にべニア板や布を張った簡易で軽いパネル様のものではなく、しっかりした造りなっているので、個々のパーツの重量も結構なもの、柱など数人がかりでないと立てられません。

聞くと、これまでは必ず専門の大工さん数名を呼んで組み立ててもらっていたのだとか。それを今回は自分たちだけでやってみることにしたわけです。


当日は8人がかりで作業を行いましたが、事前に能舞台についての基礎知識を共有するなどの準備をしていたこともあり、午前中にはほぼ組み立て終わりました。

 

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作業が終わって組み上げられた能舞台を眺めていると、何やら心がキリッと引き締まり、心地よい緊張感を覚えました。

ぜひとも、この能舞台で公演が行われるところを見てみたいものです。