うらかた豆知識 vol.3

 

舞台吊物について


みなさんこんにちは!

少し期間が空きましたが、今回は前回からの続きということで舞台の吊物機構について紹介していきます。

 

吊物機構とは!

 

簀の子(すのこ)に取り付けられた滑車からワイヤーロープで吊下げられている諸設備です。

私が今まで見た吊物機構の多くは電動か手動による”カウンターウェイト方式”でしたが、最近では油圧方式による吊物機構も採用されているようです。

 

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こういったように舞台の上部に幕や照明の機材が吊ってあること見たことありませんか?

もちろん上のバトンまで脚立などで登って吊っているわけではなく、バトンが昇降しています。

その原理はこのようになっています。

 

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(説明は手動のものになっています)

 

舞台の下手または上手袖に吊物昇降用の引き網の設備があり、画像のようになっています。

バトンに吊下げられた重量と網元のバランスをとるために”鎮(しず)”と呼ばれる重りをのせていきます。

そして、網元にある太めの前後2本のロープが引綱で、手前を引くとバトンが降りて、奥を引くとバトンが上がるという仕組みになっています。

実際にやってみるとこれが大変なんですよ(笑)

力が無いとなかなか降りてこないなんてよくあります。

 

今回は吊物の機構についての紹介でした。

このバトンに様々なものを吊っていくのですが、次回はその中でも種類がある幕類について紹介していけたらと思います。

それでは、ありがとうございました。

 

 

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