うらかた豆知識 vol.5 舞台の道具について
舞台の道具について
みなさんこんにちは!
今回の内容は二重舞台についてとなります!
二重とは…舞台面と合わせて床が二つあるといった意味からなっています。
これにはみなさんも舞台でみたことがあるかもしれない?
道具が沢山つかわれています。
クラシックのコンサートや合唱の演奏会などで舞台より一段、二段と高くなっている床をみたことありますか?
これは高さが10数センチある木の板で、その板を平台と呼びます。
平台にも種類があり、高さは4寸・縦横が3尺×6尺の"さぶろく"、縦横6尺×6尺の"ろくろく"など沢山の種類があります。
ここで4寸?6尺?といった聞き慣れてない言葉があるかもしれませんね。
実はこの単位は尺貫法といい、普段使われる長さの単位に合わせると
1寸:3.03cm・1尺:30.3cm・1間(いっけん):181.8cmとなっています。
※長さだけではなく体積や質量などもあるので尺貫法について詳しく知りたい方はぜひ調べてみてください
舞台でもこの単位が用いられ、平台などの道具も尺貫法を基準につくられています。
なので先ほどの"さぶろく"だと高さ12㎝、縦横90㎝×180㎝のサイズになります。
その平台と合わせて使うのが箱馬や開き足といった"足"です。
こちらも様々なサイズの足に平台を乗せることによって高さをだすことができます。
例えば、
「高さ30センチの舞台をつくりたい!」となったとします。
30㎝だと10寸(1尺)、となるのでその数値に合う組み合わせを考えます。
箱馬は1尺×1尺7寸×6寸が主のものがあるので、その箱馬の上に平台を乗せると丁度約30センチとなります。
こういった二重舞台は細やかな演出により、様々な組み合わせによってできています。
この舞台は裏方専門の人たちだけでなく、生徒さんやお手伝いなどでも組むことがあるので、定期演奏会や合唱の発表会などがあり、もし平台を組む機会があれば今回の知識も少しは生かすことができるかもしれませんね。
以上、今回は二重舞台をつくる舞台の道具についてでした。
ありがとうございました!
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