うらかた豆知識 vol.4

幕類について

みなさんこんにちは!
最近暑かったり寒かったりと気温の差が激しいですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?


さて、今回の内容ですが幕類についての内容となります。

幕類と一括りに言いますが、その種類はたくさんあります。
主に舞台やコンサートホールなどでお目にかかることが多いとおもいますが、その中でいくつかピックアップして紹介していきたいと思います。

 

1.緞帳類


舞台で最も客席に近い位置にあるのが緞帳類となり、昇降緞帳・引割り緞帳・斜め絞り緞帳・絞り上げ緞帳といった種類があります。
開演や終演時に昇降する幕はこの緞帳になりますね。

その多くは電動式となっていますが、手動式のものもあるようです。

 

2.定式幕

主に歌舞伎の舞台で使われる幕のことです。

以下の写真のように"黒・柿・萌葱(もえぎ)"の三色の縦布で縫い合わせてあります。
開くときは下手から上手に、閉めるときは上手から下手手引きで操作します。
「定式」とはいつも決まった形という意味から、ここの「定式幕」とはいつも使う幕という意味となっています。

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3.文字幕

舞台上部に吊られている照明機材などを客席から隠す幕です。

これによって舞台の高さが決まっており、舞台前から一文字、二文字、、と言います。

4.ホリゾント幕

舞台の一番奥に吊られており、舞台後部の壁を隠すとともに、舞台の背景として舞台照明による演出効果を表現するための役割も持っています。
背景が照明で赤や青色などで染まっているのを見たことがあったら、それはホリゾント幕が使われています。

 

ほんの一部となりますが以上が幕類についての内容でした!
ただ幕は吊ってあるだけではなく、使う場所や用途が決まってあったりします。
今回、気になった方は自分の観劇する舞台でどういった幕が使われているか気にしてみると演出の効果など理解できるかもしれませんね。


それでは、ありがとうございました!

 

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