【ホール管理業務】舞台機構「吊り物」メンテナンス

みなさん、こんにちは!

ホールの備品メンテナンス作業のご紹介です!

今回作業するのは舞台機構の吊り物である「幕類」と「美術バトン」になります。

そもそも舞台機構とは

舞台機構(ぶたいきこう)とは、

ホール・劇場などの舞台部分に設置されている、手動・電動などにより作動させる演出効果用の機器類の総称のことです。

その舞台機構の中の1つに「吊り物機構」があり、幕類や美術バトンなどが吊り下げられています。

一般的な幕類で有名なものといえば緞帳(どんちょう)が上げられますね!

また、美術バトンは、看板や垂れ幕などを吊るす際にワイヤーを掛けるバーのことを指します。

その他にも様々な機器や幕がありますので、ご興味を持たれた方はこのブログ内のカテゴリー「うらかた豆知識」をご覧ください!

rkb-fukushima.hatenablog.com

 

それでは前置きはこの辺にしまして、実際にメンテナンスをはじめていきましょう!

 

動作チェック

今回のホールは吊り物機構がすべて電動で作動します。

舞台の袖には操作盤と呼ばれる機器が設置されており、この操作盤のスイッチ類で吊り物機構の作動制御を行っていきます。

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また、それぞれの吊り物を作動させる際に異常を検知した場合は、ランプが点灯して知らせてくれるシステムとなっているので安心です。

先ずは、正常に上昇・下降するかをチェックします。

それぞれ上限・下限のリミットがあらかじめプログラムされて決まっているので、そこでしっかりと停止するか異音がないかワイヤーのゆるみ警告ランプは点いていないかを見ていきます。

万が一、警告ランプが点いた際は作動をすぐに停止させ、原因を探ります。

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警告ランプが点く際の原因として過去にあったのが、画像のようなワイヤー巻取ウインチのガイド溝からワイヤーがずれていることがありました。

こちらは軽微なものでしたので、ワイヤーを持ち上げてガイドにはめ直した所、解消されました。
おそらく地震の揺れによるもので、日常の点検の大切さを改めて実感することとなりました。

今回は特に異常は見受けられなかったので、残りのメンテナンスを進めてまいります。

 

幕類と美術バトンのメンテナンス

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幕類は汚れや破れがないかをチェック、目立つホコリ等を掃っていきます。

バトンは曲がりなどが出ていないかチェック、テープの糊跡などの汚れを拭いていきます。

こちらも特に異常はありませんでした!

 

以上、吊り物機構の「幕類」と「美術バトン」のメンテナンスでした!

 

他にも弊社SNS上にてメンテナンス作業風景の投稿もございますので、是非ご覧になってみてください!

 

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